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中古マンションの基礎知識3(構造)

構造について

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マンションは基本的に「コンクリート」と「鉄」でできていますが、そのつくり方と組み合わせ方でいくつかに分類されています。その種類と特徴を頭に入れておきましょう
圧縮に強く引っ張りに弱いコンクリート、その逆の鉄筋という特徴をもつ2つの材料で強固な建物を造るのが、鉄筋コンクリート(RC)造です。これはさらに「ラーメン構造」と「壁式構造」に分けられます。

「ラーメン構造」はマンションでは一般的です。7〜8階建てまでの中・低層マンションに多く用いられます。柱と梁をがっちり接合(剛接合)して、建物を支える構造です。ラーメンとはドイツ語で「枠」という意味です。耐震性を確保しながら、広い空間をつくりやすい特徴があります。壁や開口部の配置は比較的自由で、住戸内の間取りの変更も容易ですが、室内に柱や梁が出っ張るのが弱点です。
 
 「壁式構造」は5階までの低層マンションで用いられます。「面」で建物を支えます。比較的建築コストが安く、壁に柱や梁の出っ張りがないといった特徴があります。強度を維持するために住戸内の壁も構造体になっていることもあるので、間取りの変更やリフォームが制限されるのが難点です。

また、7階以上の高層になると、ラーメン構造でも鉄筋コンクリートの梁と柱の中央に鉄骨を入れて、より強度を高めたものが「SRC造」・さらに60mを超える超高層になると柱や梁は鉄骨(S)が中心です。

近頃の流行といえば、「アウトフレーム逆梁工法」です。室内に柱や梁の出っ張りがなく、リビングダイニングの窓が天井いっぱいまであるというのがセールスポイントです。ただ、こうした工法は比較的新しいマンションに限られ、コスト高になりがちなため、採用している中古マンションはあまり多くありません。

中古マンションではリフォームしやすさが大きなポイントの一つです。しかし、耐久性はそれよりもっと基本的で大事なチェックポイントです。それは、構造というより、コンクリートの質や厚み、また、鉄筋の入れ方などで決まってきます。かぶり厚(コンクリートの表面から内部の鉄筋の厚さ)が3cm以上あるかどうかが一つの目安です。また、外壁はすべて二重配筋かなど、新築当時の資料などを出してもらい確認しておきましょう。ただ、このあたりは専門的なことなので専門家にチェックしてもらうのも方法ですね。

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