なぜ中古マンションリフォーム？

「見た目」はとっても大事です。不具合が見えるのも中古のメリットです。室内だけでなく、共用部分もしっかりチェックしましょう。外壁やそのほかの共用部分に問題があれば、建物自体の寿命に関わってきます。

気をつけてみれば建物の傷みはある程度わかることもあります。知識がないとあきらめずに、外壁・非常階段･手すり等は自分でしっかりチェックしましょう。特にひび割れから錆汁が出ている箇所が多く見られる場合は警戒しましょう。コンクリートがもろかったり、厚みが不十分だったり、コンクリートの劣化が進んでいるかもしれません。また、バルコニーや外廊下などもひび割れや錆をチェックしたい箇所です。バルコニーの付け根付近、上階のベランダの裏にひび割れがないか、錆色が見られないか確認します。漏水の可能性だけでなく、ひどいときには鉄筋の施工不良でバルコニーが落下した事例があります。鉄製の手すりが埋め込まれた部分も要チェックです。埋め込み個所から、雨水がしみこんで内部の鉄筋が錆びてひび割れができたり、手すりがぐらついていないか注意しましょう。
購入したいマンションでこういったマイナス面が見られる場合は、仲介業者や管理組合に修繕計画を確認しておきましょう。２年ほどで大がかりな修繕工事が行われる予定があればよいのですが、計画がかなり先、又は全くないというのは長期的に住んでいくマンションにあってはならぬことです。考え直しましょう。