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物件チェック

防音性能の調べ方

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室内チェックでも言いましたが、音は人によって感じ方が違います。
気になる人は念のために、防音性能を確認しておきましょう。

中古マンションの場合は「床の厚さ」「床の構造」「壁の厚さ」に焦点を絞ってしっかり「聞き取り」と「設計図面のチェック」をしましょう。

最も気になるのは上下左右の住戸の生活音。
図面がある場合は、床や壁の厚さをチェックしましょう。
防音性能は基本的に床や壁の厚さに比例しているので、それらが厚いほど防音性能が高いと考えてかまいません。
 床スラブの厚さは、強度だけ考えれば12〜13cmあればいいのですが、防音性能面では、最低15cmは必要です。同様に壁の厚さも最低15cmは欲しいところです。15cm の厚さならD-50,18cmになるとD−55の遮音性能が期待できるとされています。

図面がない場合は
聞き取りでチェックするしかありません。音は夜間のほうが聞こえやすいので、夜間に訪ねて耳を澄ましてみるのがいいのですが、現居住者がいる場合は十分な配慮をしてください

参考
日本建築学会の集合住宅の隣戸間の壁・床に4つのランクの指針等級が設けられています。
隣戸間界床 重量衝撃源 特級(特別仕様)L-45・1級(推奨)L-50・2級(標準)L-55・3級(許容)L-60・65
        軽量衝撃源 特級(特別仕様)L-40・1級(推奨)L-45・2級(標準)v-55・3級(許容)L-60
重量衝撃音(子供が飛び跳ねたり、走り回ったりした時に発生する衝撃音)
軽量衝撃音(物が落下した時や椅子を引きずる時に発生する衝撃音)

L-45;聞こえるが気にならない、L-50;ほとんど気にならない、L-55;少し気になる、L-60;やや気になる、L-65;かなり気になる

あと、床の仕上げも防音性能に大きく関係します。
「直張り」はカーペットなどで軽量衝撃音をほぼ防ぐことができるが、フローリングの場合はきちんと遮音処理をしなければならない。
「2重床」は遮音性を高めるのに有効だが、施工の精度によってバラツキが大きい。

あなたが小さな子供がいる家庭で、下の人がシングルや子供がいない家庭なら常に気をつけなければならないので、上下階にどんな住人が住んでいるか確認して、前もって対応しておきましょう。

隣戸間界壁 特級(特別仕様)D-55・1級(標準)D-50・2級(許容)D-45・3級(最低)D-40
D-55;ピアノなど静かなときに聞こえる・テレビやラジオ会話、まったく聞こえない・生活感のプライバシーの軽度は夫婦喧嘩も安心
D-50;ピアノなど小さく聞こえる・テレビやラジオ会話、通常では聞こえない・生活感のプライバシーの軽度日常生活では気にならない
D-45;ピアノなどかなり聞こえる・テレビやラジオ会話、ほとんど聞こえない・生活感のプライバシーの軽度は在宅の有無がわかる
D-40;ピアノなど曲がはっきり聞こえる・テレビやラジオ会話、小さく聞こえる・生活感のプライバシーの軽度は生活感がある程度わかる


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