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中古マンションの基礎知識1(年代別)

その他年代でのチェックポイント

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前にも言いましたが、中古マンションは、新しければよく、古いものはダメ」という単純な図式では判断できません。大きな年代別傾向とは別に、ここで取り上げた時期のマンションは要チェックです。(もちろんあくまでも目安です)

1.マンションブーム期を要チェック

バブル期の一大マンションブームがおこりました。建てれば片っ端から売れた時期です。当然儲けだけを狙ったにわかデベロッパーが登場し、粗悪物件を売り出しました。もちろんすべてではありませんが、「ブーム期のマンションには質の悪い物件の混入率が高い」のは事実です
もっとさかのぼると1972〜73年のマンションブームでは、日本列島改造論でビルや高速道路の建設が盛んで、セメントに混ぜる砂が不足して海砂も沢山使われたそうです。

また、市況低迷期の物件にも注意です
例えばバブル崩壊後の数年間のものは分譲価格がどんどん下がったため、無理なコストダウンのために構造体を薄くしたり、工期を極端に短縮する例もあったようです

消費税値上げ前のマンションブーム期(93年末頃〜94年3月末)に完成した物件は、期日に間に合わせる為急いで施工された物件が少なくないと言われています。すべての物件に手抜き工事があるとは言えませんが、この期間の物件を検討するときは、居住者に建物の不具合はないか確認しましょう。また、同時期の同じ建設会社が工事を行った物件を訪ね、居住者から建物の不具合はないか情報を得るのもひとつの方法です。
    
2.新耐震設計法
耐震性については、建築基準法が改正され、施工されたのは1981年6月1日です。それ以前に建築確認申請が役所に提出されたマンションは、この基準に合致していません。また、いつ確認申請を受けたかを調べるのは難しいので、完成時期を判断する目安として1983年4月1日以降のものならほぼ問題はないと思います。阪神大震災でも倒壊した建物の多くが81年以前に建築されたものでした。ただ、これ以前に建ったマンションでも耐震補強工事を済ませているものもありますから、管理組合に確めて下さい。

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